本学の学生が「あおもりQOL健診フェア」に参加し研究成果を展示しました

 2024年11月9日(土)、青森市の商業施設で開催された健康づくりをテーマとする「あおもりQOL健診フェア」の会場で、本学の長岡ゼミの学生が「2024年度 受診勧奨に関する実態の調査結果」を展示し、来場者にわかりやすく説明しました。
 「あおもりQOL健診フェア」は、青森市及び本学が参画する青森市健康寿命延伸会議の主催により、サンロード青森1階のサンホールで開催され、「簡易型QOL健診」、「ステージプログラム」、「体験ブース」、健康づくりに関する「パネル展示」などが行われました。
※「QOL健診」は弘前大学の登録商標です。
《参加した古田陽毬さん(3年)のコメント》 
 今回、「あおもりQOL健診フェア」に参加させていただき、検診の受診勧奨についてのパネル展示を行いました。展示内容は、これまでのゼミ活動で調査してきた青森市保健所の取り組みの一つである、地域住民へ送付している検診の受診勧奨はがきに用いられたナッジ(※)について解説したものです。
 また、受診勧奨において有効とされるメッセージを3案提示し、どのメッセージが最も検診の受診について実行意図を高めるか、来場者に投票を実施しました。
 来場者の多くはステージプログラムを熱心に聞いたり、QOL健診を受けて真剣に結果を聞いたりと、健康意識の高い方が集まっていることが見て取れました。また、投票をお願いする際に来場者に話を聞いたところ、受診勧奨はがきを受け取らずとも、毎年の健診受診を当たり前と認識している方がいることが分かりました。
 本イベントに参加させていただいたことで有意義な調査ができたことに加え、私自身の健康意識を高めるきっかけにもなりました。
※ナッジ(nudge)…(訳)ひじで軽く突く。(行動経済学上)対象者に選択の余地を残しながらも、より良い方向に誘導する手法。

「あおもりQOL健診フェア」会場の様子
来場者へ説明する古田さん(右)
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